中部電力グループのDX戦略とTCA
2021年12月に、中部電力からDX戦略が公開されたことに伴い、TCAでは業務をいかに再構築していくか、また、どのように価値を生み出していくかについて具体的施策に取り組んでいます。
2022年度は、案件を進めるだけでなくDX人材の育成も視野に入れたいと考えています。
これにより、MLOpsという概念も含め、データ活用への理解も深まるでしょう。
地域DXへの貢献
TCAとしては中部地域の企業を積極的に「AI活用先進企業」に進化させるよう、活動していくことも重要なミッションと考えています。
そこでは、外販を実施する際にどのようなスキルを中部電力に残しておくべきなのか、また、売り方をどのように工夫すれば中部電力グループに競争上影響がないのかといった整理も必要になってきます。
ある程度はツールとして作りこみ、誰しもが使える形としてパッケージで提供するということも考えねばなりません。
地場の中小企業の多くは余力がほとんどなく、思うように投資を行うことができないという話も聞きます。しかし、1社では厳しくても、複数社が結束することでDXへの投資につなげられる可能性はあります。また、自治体でも一定規模以下になると収支が厳しいですから、それらの自治体を纏めてDXをサポートできるような仕組みを考えるべきでしょう。
まず、投資余力のある会社が先行してプラットフォームを作るという発想も必要です。
第五回アドバイザリーボード