












名古屋市に本社を置く、中部電力グループの「株式会社TSUNAGU Community Analytics」(以下、TCA)に所属するインターン生による「業務成果発表会」が、第8回(2026年2月)、第9回(2026年6月)と開催されました。
TCAは、データ分析・データ利活用のコンサルティング・データ分析人材の育成事業等を手がけている会社です。また、中部地域でデータサイエンティストを育成・輩出することを目的として、インターンシップ制度を活用した大学生の受け入れを行っています。
現時点で延べ12名がTCAのインターンシップを経験しており、多くのインターンシップ生が社員として登用されています。インターンシップの実施にあたっては、学生ベンチャーである株式会社好生館プロジェクト(以下、好生館)と連携し、学生の募集や育成を行っています。

インターン生が行う「業務成果発表会」
本発表会は、インターン生の成長促進を目的としたものです。
インターン生による業務目標やその達成状況のプレゼンテーション、相互の知見共有を行い、今後の改善点に関して社員からのフィードバックを受けました。
1人目:Oさん

名古屋市立大学のOさんは、約8か月間インターンシップに従事しています。
水力発電所(ダム)運用の最適化プロジェクトに配属され、降水などの自然現象によるダムへの流入量(渓流量)の予測精度向上を担当しています。
成果発表会では、下記の2つの成果を発表しました。
● 渓流量の予測に用いることのできる気象データの種類/期間に関する考察
● 季節別モデルの構築が予測精度向上に寄与する可能性の示唆
また、インターンシップを通して、単なる分析力・コーディング力だけでなく、
目的に対する設計力・実装力の向上や、他者にわかりやすく伝える力が身についたと報告いただきました。
今後は、今回の成果を活用し、予測精度の向上を目指したモデルの構築に取り組む予定です。
2人目:Mさん

南山大学のMさんは、約12か月間インターンシップに従事しています。
Mさんは、AIエージェント運用基盤の構築・活用プロジェクトにおいて、電力需要の分析資料制作を一部自動化するAIエージェントの開発を担当しました。
成果発表会では、下記2つの成果を発表しました。
● 担当社員の業務時間を毎月数時間単位で削減できる見込みのあるシステムを作成
● Microsoftが提供する新サービスの技術検証を行い、チームに貢献
業務を通して、原因を切り分けながら課題を特定し、解決へ導く課題解決能力や、保守性・拡張性を意識した開発能力を身に付けることができたと振り返っています。
最後にMさんは、将来的には、「エンジニアリングの領域に閉じず、ITとビジネスの間に立って価値を実装・推進出来る人材」を目指していきたいと決意を語られました。
3人目:Eさん

南山大学のEさんは、約4か月間インターンシップに従事しています。
成果発表会では、下記2つの成果を発表しました。
● 予測モデルの作成を通した、分析対象となる地域ごとの特性についての考察
● 予測モデルの精度向上の為の仮説立案
業務を通して、データサイエンスに必要なスキルはもちろん、プロジェクトをチームで進める上での建設的なコミュニケーションの方法を学ぶことができたと振り返っています。
今後は、構築した予測モデルを評価・考察して反映することで、さらに精度を向上する業務に取り組む予定です。
4人目:Hさん

静岡大学大学院のHさんは、約2か月間インターンシップに従事しています。
Hさんは、市場動向予測に関するプロジェクトに所属し、AIのスムーズな実務活用のために、予測プロセスの分析に取り組みました。
成果発表会では、下記2つの成果を発表しました。
● 天候によって予測精度にばらつきがあることが確認できた
● 特定の天候における予測精度の改善案を提案できた
業務を通して、分析の基本的な流れの理解・分析結果の考察・統計の基礎知識の習得ができたと振り返っています。
最後にHさんは、定例分析の実践や関連分野の学習を通じて、分析結果を業務に活用できる力を高めていきたいと意気込みを語りました。

